2019
03.25
Mon

『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』 公開企画会議

2019年3月25日(月)、クリエイター専用シェアオフィスco-lab(コーラボ)を企画運営する春蒔プロジェクト株式会社(東京都渋谷区 代表取締役:田中陽明)は、齋藤精一氏(株式会社ライゾマティクス 代表取締役社長)、豊田啓介氏(noiz 共同主宰)、山本恵久氏(日経 xTECH・日経アーキテクチュア編集委員)、及びクリエイターのための複合施設・渋谷キャスト総支配人の水口貴尋氏(東京急行電鉄株式会社)をお迎えし、『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』公開企画会議を開催いたします。

2018年4月、渋谷キャストの開業1周年を記念して開催されたトークディスカッションでの議論展開を受け、以降1年間、関係者ブレストを重ねて、今後も継続的に実験的な都市づくりについて議論・提案していくプロジェクトを展開することとなりました。※2018年4月のトークディスカッションのアーカイブは、こちらのWEBサイトからご覧いただけます。

2019年3月25日(月)開催の本イベントでは、今後このプロジェクトをどのように深めていくかについて、公開形式で聴衆の方々にも会議に一部参加いただく時間を設けながら、企画会議をしたいと考えています。

このプロジェクトでは、「都市開発にはビジョンを共有しながらすすめることが大切」と考えており、ビジョン決定までのプロセスはどうあるべきかを、共に議論し、認識共有を深めていきます。

あるとき、デジタルなクリエイション表現の第一人者で建築も専門とするライゾマティクス代表の齋藤氏からあった、「日本の都市開発は、もっとディベロッパー間で議論した方がいいのではないか」という投げかけ。

それに共感した、コンピューテーショナルデザインによる建築デザインの先駆者・noiz共同主宰の豊田氏や、日経 xTECH・日経アーキテクチュアで「東京大改造マップ」の企画・編集を担当されている山本編集委員にも参画いただきつつ、渋谷のまちづくりに長年関わってきた東急電鉄の渋谷キャスト総支配人・水口氏やクリエイティブ・コミュニティによるまちづくりを提唱するco-lab企画運営代表の田中等を含めた5名の登壇者が、どのような課題や可能性を感じながら、東京や渋谷の都市を見つめてきたかを、直に感じ取っていただける機会となるのではないかと思います。

また、仮称である『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』というプロジェクト名については、本公開会議当日に、正式なプロジェクト名を議論し、発表する予定でおりますので、是非ご期待ください。

本イベントでの議論は、今後、本プロジェクトの始動第一弾企画として行う、2019年4月末に予定されている渋谷キャストの開業2周年企画につながっていきます。本公開企画会議のメンバーに加えて、都市開発のステークホルダーである大手ディベロッパー各社や行政担当者を複数名お呼びした、実験的なトークディスカッションを企画中です。

まちづくりや都市計画における「文化」や「アート」という要素の重要性について、近年ようやく日本でも語られるようになってきましたが、本イベントでの議論を踏まえ、ライゾマティクス齋藤氏とnoiz豊田氏から「理想の都市と文化の在り方」に対する提言をいただき、それをフックに各ステークホルダーの認識・取り組み・展望などを議論していきたいと考えておりますので、また近日の告知をご期待ください。

 

【 開催概要 】

催事名      | 『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』公開企画会議
日時         | 2019年3月25日(月) 開場18:30/開始19:00/終了21:30
場所         | 渋谷キャスト スペース(渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャストGF)
参加費      | 1,000円(トークセッション参加費および懇親会費として)
申込方法   | https://city-vision190325.peatix.com  ※当日受付あり(但し、事前申込優先)

主催         | co-lab/春蒔プロジェクト株式会社
グラフィックデザイン | hooop
協力         | 渋谷キャスト

【 お問い合わせ 】
『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』事務局
MAIL        | shibuyacast_recept@co-lab.jp
TEL          | 03−5778-9173(co-lab渋谷キャスト内)

 

【 登壇者プロフィール 】

齋藤精一(Seiichi Saito)| 株式会社ライゾマティクス 代表取締役
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009年より国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2017審査員。2018年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博日本館クリエイティブアドバイザー。https://rhizomatiks.com/

豊田啓介(Keisuke Toyoda)| noiz 共同主宰
建築家。東京大学工学部建築学科卒業。1996-2000年安藤忠雄建築研究所。2002年コロンビア大学建築学部修士課程修了(AAD)。2002-2006年SHoP Architects(New York)。2007年より東京と台北をベースに蔡佳萱と共同でnoizを主宰(2016年より酒井康介もパートナー)。建築を軸にデジタル技術を応用したデザイン、インスタレーション、コンサルティングを国内外で行う。2017年より建築・都市文脈でのテクノロジーベースのコンサルティングプラットフォームgluonを金田充弘、黒田哲二と共同主宰。http://noizarchitects.com/

山本恵久(Yoshihisa Yamamoto)| 日経 xTECH/日経アーキテクチュア編集委員
1961年東京都生まれ。86年横浜国立大学大学院(建築学)修了。同年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社、日経アーキテクチュア編集勤務。日経CG、日経エコロジーなどの副編集長を経て、2006年日経アーキテクチュア編集長、2008年建設局プロデューサー、2015年日経アーキテクチュア編集委員(兼務)を経て現職。編集担当書籍に「まちづくり:デッドライン」「ぼくらのリノベーションまちづくり」「東京大改造マップ」など。

水口貴尋(Takahiro Mizuguchi) | 東京急行電鉄株式会社
1975年大阪府生まれ。東京急行電鉄株式会社 都市創造本部 渋谷戦略事業部 営業部 営業推進課主査。

田中陽明(Haruaki Tanaka) | 春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表
1970年福井県生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業後、大林組設計部に入社。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科メディアアート専攻修了。2003年にクリエイター専用のシェアード・コラボレーション・スタジオco-lab(コーラボ)をスタート。2005年春蒔プロジェクト株式会社設立。co-labの企画運営のほか、クリエイティブ・コミュニティを活用した大規模再開発のブランディング・ディレクション業務を行う。クリエイターのための複合施設・渋谷キャストでは、定期借地コンペ応募時のコンサルから参画し、開発フェーズでは建築デザインディレクション、開業後はシェアオフィスの企画運営とエリアマネジメントへの参画など施設のブランディングに関わる。https://co-lab.jp

— 主催 —
春蒔プロジェクト株式会社は、クリエイティブ産業の発展のために多角的に活動するクリエイションのプラットフォームであるシェアオフィス「co-lab」の企画運営を行う会社です。2003年、世界的にも先駆けてクリエイター向けのコワーキングスペースを立ち上げました。集合知を用いたコラボレーション型の制作システムにより、現代の複雑な課題をクリエイティブの力によって解決していきます。

社名    | 春蒔プロジェクト株式会社 (Harumaki Project co.,ltd.)
代表者   | 代表取締役 田中陽明
設立年月日 | 2005年1月13日
本店所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-23-21 co-lab渋谷キャスト
資本金   | 1,000万円
事業内容  | シェアオフィス「co-lab」の企画運営、様々なクリエイションのコンサルティング
URL    | http://co-lab.jp

2017年5月に開業した渋谷キャスト内のシェアオフィス・co-lab渋谷キャストは、現在5拠点、総勢400名を超えるクリエイティブ・コミュニティco-labの本拠地であり、渋谷の未来を作るクリエイターの活動を支える拠点として機能することを目指しています。

— 協力 —
渋谷キャストは、旧渋谷川遊歩道(キャットストリート)の起点にあり、渋谷・原宿・青山・表参道エリアの結節点において、「WORK LIVE PLAY」をテーマに多彩なクリエイターが行き交い創造する活動拠点を目指しています。明治通りに面した広場ではキッチンカーが出店し、日々イベントが開催され、多目的スペースではアートの展示会やワークショップ、セミナーなど様々な活用がされています。その他、オフィス、店舗だけでなくシェアオフィス、中短期滞在者向けのサービスアパートメント、クリエイター向けの賃貸住宅など多面的な機能を備えた複合施設です。

施設名称   | 渋谷キャスト ( SHIBUYA CAST. )
住所         | 東京都渋谷区渋谷1-23-21
アクセス   | 各線 渋谷駅 13番出口より徒歩1分
URL         | http://shibuyacast.jp
事業主体   | 渋谷宮下町リアルティ株式会社
※東京急行電鉄株式会社、大成建設株式会社、サッポロ不動産開発株式会社 東急建設株式会社の4社が出資
敷地面積   | 5,020.09m²
延床面積   | 約35,000m²
階数地      | 地上16階、地下2階
設計者      | 株式会社日本設計・大成建設株式会社、一級建築士事務所共同企業体
施工者      | 大成・東急建設共同企業体

以上