渋谷まちあそび vol.1| かみと さいだんきと ぬのと

2018/3/4(日)渋谷キャスト ガーデン&スペースで開催された『渋谷まちあそび vol.1| かみと さいだんきと ぬのと』のイベントレポートをお届けします。

肌寒い日が続く中、当日は朝から晴天に恵まれ、幸先の良いスタートでした。本企画は、「街を遊びこなす機会をつくる」というコンセプトの元、co-lab渋谷キャストと深沢アート研究所の山添joseph勇さん、熊井晃史さんの三者合同企画です。

今回は、「かみと さいだんきと ぬのと」というタイトルの通り、渋谷の街にある企業や個人から調達してきた素材を使って遊ぶことで、その街の活動の佇まいを感じながら、想像力を掻き立てる体験が出来るイベントです。
子どもたちは、用意された「素材」を手にし、想像を膨らませます。
中に詰める素材の色や質感によって個性が出る作品達。
プールいっぱいに布や紙きれを入れるだけで、自然と、子供も大人も飛び込んでしまいます。
屋外である渋谷キャストガーデンでは、床面に「素材」であるカッティングシートの端材を自由に貼付け、気付けば通路自体がキャンバスに。
通路の床面の大きい枠は大人がガイドを引きましたが、子どもたちは枠にとらわれず、思い思いにシールを貼り付けていきました。
雪の日??そういえば、先日季節はずれの雪が降りましたが、今日は降っていません(笑)

当日、会場では様々な声を聞くことが出来ました。

「子どもたちのこんなに集中している様子を久しぶりに見た」
「布の模様や質感がすごくて、創作意欲を刺激された」
「家ではできないことを子供にさせてあがたいから良かった」
「実は、キャストのビルで働いている。子供に職場の雰囲気を楽しいイメージで伝えることができてよかった」
「”子供の城”がなくなってから遊びに行けるところがなくて困っていた」

こどもたちの笑顔だけではなく、大人も一緒になって楽しむ姿が印象的でした。

この、街の活動の結果生まれた膨大な量の紙や布などの「素材」達は、使われないゴミなのかもしれませんが、大人も子供も関係なく、自分で主体的に関わることでそれはゴミではなくなり、遊びや学びの源泉になる。これこそが「まちあそび」なのではないでしょうか。

次は、どんな素材を使って「まちあそび」するのか、第2回もお楽しみに!

〔チーフ・コミュニティ・ファシリテーター:向後〕