2021
03.13
Sat

202X URBAN VISIONARY vol.6

世紀の東京大改造の進行を背景に、それらの全体像や個々の開発事業を横断した共有と共創の場として都市開発に関わるディベロッパーとクリエイターにより2019年から始まった「202X URBAN VISIONARY」。コロナ禍での都市の変容を広範なトピックで議論した前々回、都市東京の価値の再定義を議論した前回の内容を受けて、2021年03月、ライフスタイルや働き方が多様化する中「移動」という視点から都市がどの様な役割になるべきなのか?駅等の移動拠点はどの様な機能を持つべきなのか?それに対して都市開発はどの様にすべきなのか?等様々な視点から都市と移動をテーマに議論したいと思います。

パノラマティクス(旧:ライゾマティクス・アーキテクチャー)齋藤氏より、都市開発における先導的なマスタープラン不足の現状についての課題の投げ込みがなされた初回の議論から、本シリーズも今回で6回目となりました。

vol.2「都市開発におけるコンセプトを俯瞰する」、vol.3「都市開発事業と運営・エリアマネジメント」、vol.4「コロナ禍を受けた都市の変容」、vol.5「「都市東京の価値の再定義」~before&after~」というテーマで開催してまいりました。今回は本シリーズでも何度も取り上げてきた「TOD|都市と移動のこれから」について議論ができればと思い、今回初となるJR東日本さんも参加していただきTOD(Transit-Oriented Development)を軸に都市と駅・交通・移動、それがもたらす生活や働き方、ビジネスや文化について深堀する議論をしたいと思います。

渋谷キャストからスタートした本企画は、虎ノ門ヒルズフォーラム、3×3Lab Future、 sequence MIYASHITA PARKと各企業の会場をリレーしてきましたが、延長となっている緊急事態宣言もあり、登壇者・聴講者すべてリモートでの開催となりました。

今回も齋藤精一氏(パノラマティクス主宰)、豊田啓介氏(noiz 共同主宰/gluon共同主宰)、山本恵久氏(日経 クロステック・日経アーキテクチュア編集委員)、田中陽明氏(春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表)のほか、東急、森ビル、三菱地所、三井不動産、初参加のJR東日本などの開発事業者と一緒に議論しまた前回のディスカッションでも話した横断的なアクションに繋げられるようなトークセッションとしたいと思います。

都市集中型なのか?地方分散型なのか?そもそも地方と都市という対立構造ではなく、混ざるような世界になるのか?新型コロナによって加速するライフスタイルの変化を今後東京都市開発はどの様に受け入れるべきなのか? 今回は「TOD|都市と移動のこれから」をテーマに様々な観点から都市はこれからどう作られていくべきなのか、オープンに議論していきます。 ぜひ、これまでのアーカイブ等もご覧の上、ご参加ください。

【 開催概要 】
・名称:202X URBAN VISIONARY vol.6
・日時:2021年3月13日(土) 開始19:00/終了21:00(途中休憩あり)
・参加方法:Peatixよりお申し込みください(Youtube Live配信予定)
・参加費:無料 ※申し込みにはPeatixアカウント(無料)の作成が必要です
・申込方法: https://202x-urban-visionary-06.peatix.com/ 

【 登壇予定者 】
齋藤 精一
パノラマティクス主宰(司会進行)
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。
その後ArnellGroupにてクリエイティブ職に携わり、2003年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。
その後フリーランスのクリエイターとして活躍後、2006年株式会社ライゾマティクス設立、2016年よりRhizomatiks Architectureを主宰。
建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。
2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター。
現在、2018-20年グッドデザイン賞審査委員副委員長、2020年ドバイ万博クリエイティブアドバイザー。
2025年大阪・関西万博People’s Living Lab促進会議有識者。

豊田 啓介
noiz 共同主宰/gluon 共同主宰
建築家。東京大学工学部建築学科卒業。1996-2000年安藤忠雄建築研究所。
2002年コロンビア大学建築学部修士課程修了(AAD)。2002-2006年SHoP Architects(New York)。2007年より東京と台北をベースに蔡佳萱と共同でnoizを主宰(2016年より酒井康介もパートナー)。建築を軸にデジタル技術を応用したデザイン、インスタレーション、コンサルティングを国内外で行う。2017年より建築・都市文脈でのテクノロジーベースのコンサルティングプラットフォームgluonを金田充弘、黒田哲二と共同主宰。
2020年7月より東京大学生産技術研究所客員教授。コモングラウンドラボとして、コモングラウンド実装に関る技術開発や国際的な状況のリサーチ、産学連携での実証実験機会創出に携わる。

山本 恵久
日経クロステック/日経アーキテクチュア編集委員
1961年 東京都生まれ。86年横浜国立大学大学院(建築学)修了。同年日経マグロウヒル社(現・日経BP)入社、日経アーキテクチュア編集勤務。日経CG、日経エコロジーなどの副編集長を経て、2006年日経アーキテクチュア編集長、2008年建設局プロデューサー、2015年日経アーキテクチュア編集委員(兼務)を経て現職。編集担当書籍に「まちづくり:デッドライン」「ぼくらのリノベーションまちづくり」「東京大改造マップ」など。

田中 陽明
春蒔プロジェクト株式会社 代表/co-lab運営代表
1970年 福井県生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業後、大林組設計部に所属。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科メディアアート専攻修了。2003年にクリエイター専用のシェアード・コラボレーション・スタジオco-lab(コーラボ)をスタート。2005年春蒔プロジェクト株式会社設立。co-labの企画運営のほか、クリエイティブ・コミュニティを活用した大規模再開発のブランディング・ディレクション業務を行う。クリエイターのための複合施設・渋谷キャストでは、建築デザインディレクション、シェアオフィスの企画運営とエリアマネジメントへの参画など開発から運営まで一貫して携わる。現在、都内、大阪、福井などの大規模開発でも同様な関わり方で、生きた建築をつくることを心掛けている。

村上 祐二
東日本旅客鉄道株式会社 事業創造本部品川まちづくり部門 都市計画・エリアマネジメントグループ グループリーダー
2000年東京大学都市工学専攻修了後、「まち」とその核となる「駅」を扱うフィールドに惹かれ、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に入社。東北工事事務所にて地方都市の鉄道輸送改善や駅周辺整備を担当し、地方における駅と鉄道の在り方について身を以って感じる日々を送る。首都圏勤務となり10数年、本社事業創造本部や品川・大規模開発部などでターミナル駅周辺開発計画・まちづくりを担当。品川開発プロジェクトに携わり、高輪ゲートウェイ駅が開業した今、鉄道事業者が開発事業やまちづくりを手掛けることの意義は何か?を改めて自問自答する。

杉山 央
森ビル株式会社 タウンマネジメント事業室 新領域企画部 課長
森ビル株式会社 新領域企画部。2000年に森ビル株式会社へ入社。タウンマネジメント事業部、都市開発本部を経て六本木ヒルズの文化事業を手掛ける。2018年 「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」企画運営室長として年間230万人の来館者を達成。世界で最も優れた文化施設等におくられるTHEA Awards、日経優秀製品サービス賞 最優秀賞等を受賞。 現在は新領域企画部にて未来の都市生活に求められる文化施設等の企画している。一般社団法人MEDIA AMBITION TOKYO 理事。

金城 敦彦
三菱地所株式会社 エリアマネジメント企画部 専任部長
1986年 早稲田大学建築学科卒業(商店街の形成・発展を研究)。1993年三菱地所(株)入社。2002年〜2011年NPO大丸有エリアマネジメント協会事務局長、2011年〜(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会事務局長。官民による東京駅周辺の「まちづくりガイドライン」、「屋外広告物ガイドライン」の策定やこれらを通じた街並み景観形成、エリアマネジメント広告事業、オープンカフェ社会実験等に従事。また、ヘブンアーティスト、カウパレード、東京ミチテラス等のエリア催事開催、無料巡回バス導入、街のウォークガイド等エリアマネジメント活動に参画。2018年より企業活動を含めて街の魅力を発掘・紹介するOpen City Marunouchiを開催。足を運びたくなる街づくりを模索中。

雨宮 克也
三井不動産株式会社 開発企画部 開発企画グループ長
1987年 三井不動産株式会社入社。大阪支店、地域開発事業部、開発事業部を経て現職。長期開発案件の企画、推進がドメイン。東京ミッドタウンでは都市計画、開発許可、ランドスケープデザイン、交通計画などを担当。これまで鑑定企画室、スマートシティ企画推進部との兼務、三井不動産レジデンシャル株式会社への兼務出向など、開発の企画から事業推進に至る業務に幅広く従事している。趣味は都市の妄想と徘徊。普段は谷根千と郊外の二拠点居住を楽しんでいる。慶大経卒、東大院修了、博士(工学)。

山口堪太郎
東急株式会社 経営企画室 経営政策グループ 課長
1975年、長崎市生まれ商店街育ち。地理学科での買物行動・オフィス立地・通勤流動等の研究の延長?で同社入社。渋谷駅前エリマネ・クリエイティブシティコンソーシアム等の事務局、公民での政策連携、各種講演・寄稿等を通じて、渋谷・東急沿線でのTransit Oriented Development(TOD)を核としたまちづくりを志向。どこでも働け、何でも家に届き、ワークとライフの境が無くなる中、多様な個性の交流・創発・発信の舞台としての都市のあり方は?という永らくの自他への問いに対し、昨今一気に答えが求められてしまったことで、夢にまで出てくる始末。

【 質問募集 】
当日、登壇者に回答・議論してもらいたい質問を申込み時Peatixイベントページにて募集しています。事前に登壇者が選んだ質問を、当日の議論に活用させていただきます。
ご投稿希望の方は、お申し込み時のフォームより送信お願いいたします。

【 制作 】
主催   |202X URBAN VISIONARY 実行委員会

【 お問い合わせ先 】
202X URBAN VISIONARY 実行委員会 事務局
Peatixイベントページより、 主催者宛にお問い合わせください。

【 アーカイブ・参考資料 】
このトークシリーズは、テーマを変えながら複数回の開催を予定しています。
これまでの開催レポートや関係資料にも、ぜひお目通しください。

2018年4月『渋谷の未来像をコンピューテーショナルデザインで考える』開催レポート
2019年3月 『クリエイティブ思考で未来の都市を考える(仮)』 公開企画会議 開催レポート
2019年4月『202X URBAN VISIONARY vol.1』開催レポート
2019年8月『202X URBAN VISIONARY vol.2』開催レポート
2020年1月『202X URBAN VISIONARY vol.3』開催レポート前編
2020年1月『202X URBAN VISIONARY vol.3』開催レポート後編
2020年6月『202X URBAN VISIONARY vol.4』開催レポート
2020年6月『202X URBAN VISIONARY vol.4』アーカイブ動画
2020年10月『202X URBAN VISIONARY vol.5』アーカイブ動画