2019
04.26
Fri

202X URBAN VISIONARY vol.1

クリエイティブ思考で都市の未来を提案し、各ステークホルダーと先見的に議論展開していくトークセッションシリーズ『202X URBAN VISIONARY』。

今回は、クリエイターのための複合施設「渋谷キャスト」で4月26日(金)~4月29日(月)に開催される渋谷キャスト周年祭における1企画として、齋藤精一氏(株式会社ライゾマティクス 代表取締役社長)、豊田啓介氏(noiz 共同主宰)、山本恵久氏(日経 xTECH・日経アーキテクチュア編集委員)のほか東京急行電鉄、森ビル、三菱地所、三井不動産などの大手ディベロッパー担当者や国土交通省の行政関係者をお迎えし、近未来のビジョンを語ります。

加えて、まちづくりや都市計画においては「文化」や「アート」の要素が重要であるとして、ライゾマティクス齋藤氏とノイズ豊田氏から、議論展開の示唆となるような東京や渋谷の未来の都市ビジョンを映像などのインスタレーションで提案いただき、トークセッション開催日から4日間、無料公開します。

総勢9名の登壇者が、其々どのような課題や可能性を感じながら、日本の都市を見つめ、取り組みを行ってきたのか。インスタレーションをフックに、官民さまざまなステークホルダーが同じ壇上で議論を交わし、未来のビジョンを共創していく稀有な機会です。ぜひご期待ください。

【 開催概要 】

催事名 | 『202X URBAN VISIONARY vol.1』
日時 |トークセッション 2019年4月26日(金)開場18:30/開始19:00/終了22:00
インスタレーション 2019年4月26日(金)16:00〜22:00(トーク中は休止)
2019年4月27日(土)〜 29日(月・祝)13:00〜19:00

場所 | 渋谷キャスト スペース(渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャストGF)
参加費 | トークセッション 2,000円(懇親会費含む) インスタレーション 無料

申込方法 | https://202x-urban-visionary190426.peatix.com
※当日受付あり(ただし、事前申込優先)、インスタレーションは申込不要

【 登壇予定者 】

齋藤 精一 | 株式会社ライゾマティクス 代表取締役
豊田 啓介 | noiz 共同主宰
山本 恵久 | 日経 xTECH/日経アーキテクチュア 編集委員
田中 陽明 | 春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表
佐藤 守孝 | 国土交通省 都市局まちづくり推進課長
杉山 央 | 森ビル株式会社 MORI Building DIGITAL ART MUSEUM 企画運営室長
谷川 拓 | 三菱地所株式会社 開発推進部 エリアマネジメント推進室 ユニットリーダー
米持 理裕 | 三井不動産株式会社 商業施設本部 アーバン事業部 事業推進グループ グループ長
山口 堪太郎 | 東京急行電鉄株式会社 都市経営戦略室 戦略企画グループ 企画担当 課長

【 登壇予定者プロフィール 】

齋藤 精一(さいとう せいいち)
Creative Director / Technical Director
株式会社ライゾマティクス 代表取締役
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009年より国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2017審査員。

豊田 啓介
(とよだ けいすけ)
noiz 共同主宰
建築家。東京大学工学部建築学科卒業。1996-2000年安藤忠雄建築研究所。2002年コロンビア大学建築学部修士課程修了(AAD)。2002-2006年SHoP Architects(New York)。2007年より東京と台北をベースに蔡佳萱と共同でnoizを主宰(2016年より酒井康介もパートナー)。建築を軸にデジタル技術を応用したデザイン、インスタレーション、コンサルティングを国内外で行う。2017年より建築・都市文脈でのテクノロジーベースのコンサルティングプラットフォームgluonを金田充弘、黒田哲二と共同主宰。

山本 恵久(やまもと よしひさ)
日経 xTECH/日経アーキテクチュア編集委員
1961年東京都生まれ。86年横浜国立大学大学院(建築学)修了。同年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社、日経アーキテクチュア編集勤務。日経CG、日経エコロジーなどの副編集長を経て、2006年日経アーキテクチュア編集長、2008年建設局プロデューサー、2015年日経アーキテクチュア編集委員(兼務)を経て現職。編集担当書籍に「まちづくり:デッドライン」「ぼくらのリノベーションまちづくり」「東京大改造マップ」など。

田中陽明(たなか はるあき)
春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表
1970年福井県生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業後、大林組設計部に入社。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科メディアアート専攻修了。2003年にクリエイター専用のシェアード・コラボレーション・スタジオco-lab(コーラボ)をスタート。2005年春蒔プロジェクト株式会社設立。co-labの企画運営のほか、クリエイティブ・コミュニティを活用した大規模再開発のブランディング・ディレクション業務を行う。クリエイターのための複合施設・渋谷キャストでは、定期借地コンペ応募時のコンサルから参画し、開発フェーズでは建築デザインディレクション、開業後はシェアオフィスの企画運営とエリアマネジメントへの参画など施設の成長に関わる。

佐藤 守孝(さとう もりたか)
国土交通省 都市局 まちづくり推進課長
1994年建設省入省。福島県商工総務課長、都市局まちづくり推進課都市開発金融支援室長、厚生労働省老健局高齢者支援課長などを経て、2017年7月より現職。

杉山 央(すぎやま おう)
森ビル株式会社 MORI Building DIGITAL ART MUSEUM 企画運営室長
兼)都市開発本部 計画企画部 計画推進部
2000年に森ビル株式会社へ入社。タウンマネジメント事業部、都市開発本部を経て、森アーツセンターでは六本木ヒルズのイベント事業を手掛ける。18年6月に開業した「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」の企画運営室長。一般社団法人MEDIA AMBITION TOKYO理事。

谷川 拓(たにかわ たく)
三菱地所株式会社 開発推進部 エリアマネジメント推進室 ユニットリーダー
2003年三菱地所入社。不動産を保有する法人顧客のコンサル営業を担当した後、不動産の売買仲介、企業再生アドバイザリー業務に従事。その後ビルのリーシングを担当し、2012年からアメリカのロックフェラーグループ社にて開発とリーシング業務を担当。2017年より現職。エリアマネジメントを担当し、昨年度は大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会設立30周年を記念し、丸の内仲通りの新たなシーンづくり、eSportsの取組みなどを実施した。

米持 理裕(よねもち まさひろ)
三井不動産株式会社 商業施設本部 アーバン事業部 事業推進グループ グループ長
1970年 千葉県生まれ。

山口 堪太郎(やまぐち かんたろう)
東京急行電鉄株式会社 都市創造本部 開発事業部
1975年長崎市生まれ、理学部地理学科卒業。買物行動、オフィス立地、通勤流動等の研究の延長?で同社に入社。2005年から現部門にて、日本の、東京圏での都市の課題って?その中での東急らしいまちづくりって?などなど悩みながら、2013年から渋谷の担当に。渋谷では最初に物件のAM、次に街ブランディングやエリアマネジメントなどを担当しながら、渋谷らしい個別解にはちょっと辿り着く。

【 インスタレーション概要 】

「202X CRYPT CITY」
齋藤精一(ライゾマティクス・アーキテクチャー) Seiichi Saito / Rhizomatiks Architecture
202Xに向けて東京都心部は所狭しと開発を行っています。それは本当に正解なのでしょうか?進んでしまっている建設は止められないとしても、もっと良い東京を残すことはできないのでしょうか?今回は日経アーキテクチュア提供のリサーチデータを活用し、それを元に今の東京の姿を表現すると共に、個人妄想で202X東京エリアの役割を表現したインスタレーションを創りました。同時に、今後展開するブロックチェーンでの開発データの共有サービスも発表します。

「Hyper SHIBUYA CAST.」
noiz (Keisuke Toyoda, Jia-Shuan Tsai, Kosuke Sakai, Damien Bayol, Motoya Iizawa, Kyungseok Min, Marina Lazareva)
noizは、渋谷キャストの外装およびランドスケープのデザイン監修を行ってきました。渋谷では特殊な外装や広場の構成は既に多様で独特な使われ方を誘発していますが、それでも法規やコスト、技術など多様な制限がある中で、本来可能だったもっと多くのこと、あるべき未来の都市像がすべて体現できているわけではありません。今回は、現実的な制限をあえて考えずに、未来の都市像の一つの形、仮想的な「あり得た」形として、「Hyper SHIBUYA CAST.」を形にしてみました。noizが考える数十年後の未来の都市のシステムや生活のあり方、「Hyper SHIBUYA CAST.」を通して想像を膨らませてみてください。

【 お問い合わせ 】
『202X URBAN VISIONARY』事務局
MAIL | shibuyacast_recept@co-lab.jp
TEL | 03−5778-9173(co-lab渋谷キャスト内/平日10:00-12:00、13:00-18:00)

【 制作 】
主催 | 渋谷キャスト
企画制作 | co-lab/春蒔プロジェクト株式会社
グラフィックデザイン | hooop

・2018年4月のトークディスカッションのアーカイブは、こちらのウェブサイトからご覧いただけます。
・2019年3月の公開企画会議のアーカイブも、co-labや渋谷キャストのサイトにて近日公開を予定しております。

【 渋谷キャスト周年祭 】
名称| 渋谷キャスト周年祭 Readable!!
日時| 4月26日(金)~29日(月・祝)
場所| 渋谷キャスト スペース・ガーデンほか
WEB| http://shibuyacast.jp/2nd_anniv/
主催| 渋谷キャスト

あたらしい渋谷を考える、語る、遊ぶ

さまざまなクリエイティビティが集まる場所、渋谷キャストの周年祭。今年のテーマは「Readable!!」。
目に映るもののその先を読むように、想像と創造を膨らまし、まだ見ぬ風景をとらえてみる。
そんな体験に加え、トークや作品を通じてこれからの都市、そして渋谷を、考え、語り、楽しむ4日間をお楽しみください。

※「202X URBEN VISIONARY vol.1」「Moment Factory Protoroom オープン&特別公開」のほか、まちづくりユニット・グランドレベルによる「SHIBUYA ”YOUR” PARK」なども開催。詳細は、渋谷キャストのWEBサイトにて。