プレゼン会|編集、広告、デザインに詰め込まれた想いとは

2019年11月22日、co-lab代官山でプレゼン会を行いました!

今回は5名の方に登壇いただき、前編と後編で内容をお届けします。

1人目プレゼンターは、企画/編集者/ライティングのあさのみ ゆきさん。

あさのみさんは3歳の娘を持つ母でもあります。

前職では12年間という長い間、主に子ども向けの読み物の編集を担当。

19年10月より、企画から編集、ライティングまで幅広くこなすフリーランスへと転向されました。

読み手にとって「何かしらの学び」を与える本を作り続けてきたことが、現在の仕事へと繋がっています。

あさのみさんが本を制作する上で、大切にしていることは「伝えたい人にどんな形にすれば伝わるか」ということ。

ここで本が形になるまでのラフを特別にご紹介。

手書きのラフからも、熱意と探究心が伝わってきます。

妖怪、忍者、プログラミング・・・題材は様々ですが、子供向けの本であれば、見出しとビジュアルがキャッチーなものであったり、文章よりも絵や写真をふんだんに取り入れたりするなど、読み手を惹きつける見た目や内容になっているかをじっくり構想していくと言います。

今後は女性がポジティブに生きていけるような情報を発信したり、同じような境遇の人々のキャリア支援になるような活動もしていきたいと語っていました。

あさのみさん、ありがとうございました!


続いてのプレゼンターは、広告デザイン事務所カンカクのクリエイティブディレクター、岡西幸平さんです。

岡西さんは四国の愛媛県にも事務所を構えていますが、

東京で人脈を作り、培った経験を故郷に還元したいという気持ちから、東京の拠点としてco-labへご入会されました。

もともと本が好きで、書店に勤めていたそうです。

表紙一つで世界を表現している本の装丁に魅了され、未経験であるなかデザイン事務所へ突撃訪問(!)

その後5年ほど経験を積み代理店へ転職、その後独立するというキャリアの持ち主でもあります。

「広告を本気で遊び、仕事にしたい」という思いがカンカクの始まり。岡西さんのデザイン専らの思惑は「買わせてなんぼ」と言います。

聞こえはあまり良くないですが、買うつもりはなかったのに広告につられて予期せず買ってみてしまったという経験、誰しも1度はあるのではないでしょうか。

そこには「あっ」と思わせるデザインをすることで消費者を楽しませたい。購買意欲をそそりたい、そんなデザインへの想いが込められています。

これまで手がけてきたデザイン。立ち止まって中身を吟味したくなるものばかり。

また岡西さんから感じるのは、地元愛媛への想いです。

小さな良いものがたくさんある一方で、まだまだ発信・まとめる力が足りないと感じているそう。保守的な人が多いので、もっと飛び出して欲しいと語っていました。

自ら活動拠点を移すことでカンカクのクリエイティブにどんな変化が生まれるのか、今後楽しみにしております!

貴重なお話、ありがとうございました。

 

(コミュニティ・ファシリテーター:早田)